今日は昨日の続き。

好きなことだけと日常を

罪と罰

先週金曜ロードショーでやってた『かぐや姫の物語』、毎日少しずつ観賞し、今朝ようやく終えました。
なんだかダラダラ長かった。
f:id:kino-kyo:20150317214410j:plain

ネットで色々調べたら、ほとんど古の原作通りだそうで、『姫が犯した罪と罰』の由来も、原作のかぐや姫が月で罪を犯して、その罰で地球に下ろされた。というものから来ているのだと、高畑監督がどこぞのインタビューで仰っておりました。
まぁ確かに映画をサラッと見ただけではかぐや姫の罪も罰もよくわからんのですよ。

むしろ登場する男共の方がことごとくダメ野郎ばかりで、こいつらの方がよっぽど罪が重いと思う。うん。

登場してからイケメン枠を欲しいままにしていた捨丸兄ちゃん。
f:id:kino-kyo:20150317220356j:plain
この人だけは最後までイケメンでいてくれると思ってたのに…
f:id:kino-kyo:20150317220447j:plain
よもやのあっさり浮気&何の躊躇もなく逃避行希望。
嫁さんと子供どうすんだよ馬鹿野郎。


穏やかで平和なのは前半のほんの短い間だけで、中盤から後半にかけてはほとんど無表情か眉間にシワを寄せている薄幸のかぐや姫の姿ばかりで気が滅入ります。
かぐや姫と一緒に罰を受けている気分です。


かぐや姫のお世話役の女童の破壊的な可愛さが救いです。
ホントめんこいです。
f:id:kino-kyo:20150317221042j:plain
この子は何だか不思議な存在感があったなぁ…
色んなことをすでに悟っているかのような。


冒頭のベイビーかぐや姫の可愛さもすごい殺傷力でした。
f:id:kino-kyo:20150317221404j:plain
赤ちゃんの質感や動きをとてもよく観察して動画を作ったのだろうなと感嘆致しましたよ。


ざっくり言うとストーリーは簡単です。
その背景に何を感じるか…。


私はあまりハマれなかったなぁ。
なんだろな。
絵はとても可愛らしくて綺麗だったのだけど。

かぐや姫ちゃんは嫌いじゃないんだよなー。
翁も媼もそれぞれの役割を果たしてたし、
あの顎の人もあれはあれで立場的に良いと思うし、
捨丸兄ちゃんがラスボス的にトドメを刺してくれて絶望できたとこも悪くなかったんだけど。


だけどなー。


特に心に残るものはなかったなー。
残念。




同じ高畑監督の作品だったら、『おもひでぽろぽろ』は最高に素敵なんですけどね。
f:id:kino-kyo:20150317224756j:plain


「雨の日と、曇りと、晴れと…、
どれが一番好き?」
f:id:kino-kyo:20150317224908j:plain
「曇り」
「あっ…、一緒だ!」



はー、最高だわこのシーン♥