まんがの時間
先日は娘の懇談会があり、今日は息子の懇談会がありました。
娘は健常児であり、生まれてからずっと順調に発達しています。
娘よりも5年前に産まれた息子も出産こそ正常分娩でしたが、一歳半を過ぎても歩かず、三歳になっても喋らず、激しく多動でコミュニケーションが取れず、色んなトラブルがあるたびに、何度も一緒に死のうと思いました。
そんな息子も春には4年生になります。
たくさん出来ることも増えて、勿論今でも大変なことはたくさんありますが、彼なりに成長してくれています。
娘は春から年中さんです。
彼女の成長はゆっくりくんの兄さんと真逆で、目まぐるしいものがあります。
昨日出来なかったことは、次の日にはもう出来るようになる。
模倣し、克服する。
見て覚える。
言葉にしなくても概念で理解する。
兄に決定的に欠けているものを、彼女は生まれながらに持っています。
障害児と健常児の違いを再確認させてくれます。
苦労の量の差なのか、私はどうしても想いが障害児よりになってしまうので、懇談会などではそれが滲み出てしまっているなと自覚があります。
息子については喜怒哀楽様々な想いが駆け巡り、出来事それぞれに感慨深さがあり、じっくり思い出に浸ったりするのですが、娘は何事も順調過ぎて、何があってもいちいち歓喜しなくなってきているのです。
これはいけないと……、思うのですが。
障害児の兄弟を持つ家族の会があるように、兄や姉、弟や妹に障害がある場合の兄弟間の関係性は、親がどんなに考えても計り知れない当事者達の想いがあります。
我が家はまだ子供たちが小さいので、親が悩むほどのものは出ていませんが、そのうちに必ず何かが発生するだろうと覚悟しています。
5歳の年の差や、性別の違い、色んな要素はあると思いますが…、
やはり親の態度や言動が、彼女や彼を前向きにも後ろ向きにもするのでしょう。
私の言葉や表情一つで、彼女や彼を救えたり落としたりするのでしょう。
出来る限り、救ってあげたいのです。
出来る限り、彼女を。
そんなことを思っていたら、こんな漫画が出来ました。
あくまでフィクションですが。