今日は昨日の続き。

好きなことだけと日常を

リアル。

悲しいニュースを見ました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150327-00002873-bengocom-soci


私でさえ、『自分が死ぬときは障害のある息子も一緒に連れていきたい』と思うのに、この方の人生のご苦労や葛藤は想像するだけで泣けてきます。


80歳の母親が54歳の重度知的障害者の息子の一切の衣食住を担い、夫は認知症…。

健常の娘さんもいらっしゃったようですが、高齢になり自分の人生の終焉と、自分がいなくなったあとの息子さんの未来を考えると、とても正気ではいられなくなったのだろうと思います。

その気持ちは本当に痛いほどわかるのです。

私の息子は軽度~中度程度の知的障害自閉傾向をあわせ持っています。
先日にもお風呂の自立のことを書いたように今は頑張って生活力を養っている最中ですが、どんなにその力をつけても、『息子のことをわかってやれる』のは、『母親である私だけ』だという思いがとても強いのです。

だから私がいなくなったあとの、この残酷な世の中に取り残された息子の事を想像するだけで、許されるなら一緒に連れていきたいと思ってしまいます。

今はまだ私も子供も幼いから、そこまでそれが現実めいていないけれど、このニュースを見て身震いするようなリアルを感じました。




無罪は不可能にしても、情状酌量は勿論のこと、このお母さんに、静かで平穏な余生を送れるようにしてあげて欲しい。

きっと真面目で誠実なこの方は、息子を手にかけてしまったことを一生背負って行くのだから、せめて静かに、ゆっくりと過ごさせてあげて欲しいと切に思います。